こんにちは、グリーンペーパードライバースクールの野島です。
昨日更新した記事で、【愛知県がついに交通事故数ワーストワン返上】
でも書きましたが、愛知県は16年連続で【交通事故死者数ワーストワン】でした。
個人的には、そもそも総数でランキングを付ける意味はあるの?って思うのですが・・・
ここでは、実際にどうなの?を違う切り口で見てみましょう。
昨年暫定数が以下の通りです。
12月26日暫定数ですと
- 千葉県・・・169人
- 愛知県・・・154人
- 北海道・・・152人
- 兵庫県・・・137人
- 神奈川県・・・132人
- 東京都・・・130人
- 埼玉県・・・128人
- 大阪府・・・124人
- 茨城県・・・107人
- 静岡県・・・98人
これって、平等では無いですよね?
そこで、自動車保有台数から見てみましょう。
自動車(乗用車)保有台数ですが、
(2018年3月末・万以下は四捨五入)
- 愛知県・・・417万台
- 東京都・・・316万台
- 埼玉県・・・320万台
- 神奈川県・・・307万台
- 北海道・・・281万台
- 千葉県・・・281万台
- 大阪府・・・278万台
- 福岡県・・・259万台
- 兵庫県・・・232万台
- 静岡県・・・222万台
数字が、2018年なので若干古くはなりますが、大幅に数字が変わることは無いと思いますのでこれで計算します。
まずは【愛知県】です。
保有台数ナンバーワンの愛知県ですが、ダントツの台数ですね。これは、トヨタありきの街づくりだからですね。
これを、10万台辺りの交通事故死者数だと
3.7人(10万台辺り)となります。
では、今回ワーストワンになってしまった千葉県はどうでしょう?
6.0人(10万台辺り)となります。
いかがでしょうか?
愛知県と千葉県では、倍近い事故死者率です。
愛知県と千葉県では、面積もほとんど同じです。(愛知県が5,173k㎡で千葉県が5,157k㎡)
人口は愛知県が多いですがそこまで大差はありません。(愛知県が755万人で千葉県が628万人です。)
大きく違うのが、自動車保有台数です。(愛知県が417万台で千葉県が281万台)
約1.5倍(1.484倍)の差があります。
これを見ても、愛知県がいかに自動車が多いのか?が分かります。
自動車保有台数が多くて、東京と大阪を結ぶ中間点にある愛知県は交通量も非常に多い県になります。
そのため、どうしても事故自体も多くてなかなか事故死者数が減らない要因です。
だからと言って愛知県の運転が良いのか?と言うとそんな事は無いので、もっと運転マナーやルールの向上は必要だとは思います。
ちなみに、保有台数ランキングから見る10万台辺りの事故死者率は
- 愛知県・・・417万台(3.7人)
- 東京都・・・316万台(4.1人)
- 埼玉県・・・320万台(4.0人)
- 神奈川県・・・307万台(4.3人)
- 北海道・・・281万台(5.4人)
- 千葉県・・・281万台(6.0人)
- 大阪府・・・278万台(4.5人)
- 福岡県・・・259万台(3.8人)
- 兵庫県・・・232万台(5.9人)
- 静岡県・・・222万台(4.4人)
となります。
いかがですか?意外な部分ありますか?
乗用車保有台数ランキングベスト10の中で愛知県は10万人辺りでは一番少ない事故率なんですね。
千葉県・兵庫県・北海道が飛びぬけて多い事故率になります。
こんな事を少し頭に入れておくと、その都道府県に行った時に役に立つかもしれませんね。
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