廃材運搬トラックの恐怖 周りの車両の様子もキチンと確認しながら走行しましょう

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廃材運搬トラック 交通ルール
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危険なニュースをここで

このようなトラック見た事ありませんか?

いつも、【怖いな~・落ちてこないかな~】と思いますが、案の定ニュースの通りです。

この記事では、過積載は無かったとの事ですが、それでいいのでしょうか?

本当に過積載は無かったんですかね?疑わしいです。落ちた材木拾って計ったわけでは無いだろうし、積んだ時の状況の申告だけのような気がします。

危険極まりないので、ルールを危なくないようにして欲しいものです。

過積載とは?

  • その車両の設計上の最大重量車両総重量から、結果として出来上がった車両本体の重量(貨物を積載しない時の重量)を引いた重さがその車両の最大積載量となる

車両総重量10トンで、車両重量が2トンなら最大積載量は8トンと言うことになります。

では、高さは?

高さ制限は、3.8mになります。許可申請を出して許可されると指定道路のみ4.1mの高さまで認められます。(その場合、背高表示が必要になります。)

このトラックは、高さはたぶん3.8mは超えて無いでしょうか?

この法律をみても、トラックの高さ制限は3.8m

どのトラックでも3.8mになります。大型だろうと小型だろうと高さ制限は3.8m

これで良いんでしょうか?

車は、カーブなどを曲がると、常に遠心力が働きます。

遠心力とは?

 

まあ、難しいですね。

簡潔に言うと、外側に力が加わるって事です。

それは、振り子のように振られるので、高さが高くなればなるほど遠心力は大きくなり、外側に行こうとする力はすごい事になります。

高層マンションやビルの上階の方が大きく揺れるのと同じ原理です。

土台が大きくて、安定していれば踏ん張る力が働くので倒れにくくなりますが、このトラックのように大きくないのに上に上に廃材を積んでいくと、安定感が失われバランスも取りにくくなります。

そのため、一度バランスを崩すと、このように遠心力が大きく働き最後にはバランスを取ることが出来なくなります。

これを防ぐには、上に積み過ぎない事以外ありません。

まとめ

今回の事故は、追い越し車線を走行していて、左車線に戻ろうとしたところ、左車線から追い越す車があったため、慌ててハンドルを右に切ってしまったのでこのようにバランスを崩して最後には横転となりました。

後方の乗用車が左から追い越すことは違反になります。

第二十八条 車両は、他の車両を追い越そうとするときは、その追い越されようとする車両(以下この節において「前車」という。)の右側を通行しなければならない。
とあります。

右側を通行しなければならないとありますので、この道路は国道23号線バイパスになり、右側の車線は追い越し車線になります。

この追い越し車線にいる車両を左から追い越したのであれば、追い越し違反となり、

違反点数2点、反則金9,000円(乗用車)となります。

無理な追い越しも原因ですが、このようにバランスを取りずらい状況で運転をするのであれば、追い越し車線を走るということは避けるべきです。

実際には、慣れてしまっている事もありますが、一度積み込んでトラックに乗ってしまうと積み荷の事が頭になくなるのも事実です。

こういったトラックを運転するドライバーは今一度考えて下さい。今回の事故は大きな事故になっていませんが、色々な道路でトラックの横転事故は起きています。

何かあってからでは遅いので、ドライバーも荷主も安全第一で仕事をして欲しいと思います。

 

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